寒い時期、温泉が恋しくなってきます。洗い場もシャワーもない日帰り温泉としては、あまり魅力のない鹿の湯、だけど凄い人気。
独特の湯治場の雰囲気、実際、効能は素晴らしい、寒くなると洗い物による手湿疹が酷い嫁さんを連れて行くと、たちどころに治ります。私の慢性腰痛もココに来てだいぶ緩和、この前患ったテニス肘(左腕)は、夏~冬にかけて3回程で良くなってます。
46℃、48℃、ナメちゃいけません、最強の1300年の歴史の湯をご紹介します。
目次
歴史
雰囲気と言い、兎に角、温泉に来たな~~と感じる白い温泉
幼少のころ、初めて万座温泉へ行ってからと言うもの、白骨と草津、そして那須温泉鹿の湯。入っていて体にジンジン効いてくるのが分かる温泉です。
今年、5回目、距離も片道120kmと遠くない回数券も視野に入ってきた!!
- 七世紀前半、約千三百年前の舒明(じょめい)天皇の御世に、鹿の湯は開湯
- 矢傷にて、逃げた鹿が傷ついた体を温泉で癒しており、「鹿の湯」と名づけたと伝えられています
- 公式文書としては、天平十年(七三八年)の正倉院文書のなかに那須温泉の記録が残されています
- 江戸時代、大名はしばしば那須温泉に湯治に出かけており、正保二年(一六四五年)に将軍家に出された湯治願が残されています
- 芭蕉の句、「いしの香や 夏草あかし 露あかし」の句碑が殺生石の近くに立っています
建物は明治時代、玄関は大正時代に建造。当時の木造建築が、この硫黄泉による遣れ感と相まって、日本の原風景へとタイムトリップ、いい感じを出してます。ボロイ訳ではありません。小奇麗にまとまってます。
冬は寒いよ、浴室も窓開けっ放し、生ぬるい温泉感全くありません。しかし全体の雰囲気というか独特の強烈なオーラが有ります。
料金を払い、橋の上の渡り廊下を渡っていくと、左右に分かれる男と女。そのあたりから昭和、脱衣所から覗く世界は、江戸時代?
既に雰囲気に飲まれています。
奥の湯殿に鎮座するは牢名主?
恐ろしいほどの気迫が伝わってきます、コレが口コミで言う老害とか常連とか言う・・・・
入浴方法 出典: 鹿の湯公式HP
かぶり湯
ひしゃくにて大人およそ200回、子供およそ100回、ひざを湯 のふちに近づけ、頭を下げ、お湯をはね出さぬよう静かにかぶって下さい。
※お湯が目に入らないようご注意下さい。
かぶり湯とは
全国的に数少ない温泉効果を高める入浴法です。“のぼせ”、“吐気”の防止。“頭痛・肩こり・首のこり”に適応。
短熱浴
41、42、43、44、46、48度(女湯には48度がない)の6種類の浴槽から好きな温度を選んで入浴します。入浴は短熱浴をすると最も効果があります。(砂時計、無料貸し出し)
・腰まで1分
・胸まで1分
・首まで1分
こちらを繰り返します。
1日の入浴回数最高4回(約15分程度)
1日の入浴で何度も出入し、ひしゃくでお湯を体にかけたりすることは逆に害になります。
入浴後は体を冷やさぬこと。
この、温度、湯守り人が10分おきにチェックしていて、センサー入れて計測してます。調整がこれまた木の駒を使い・・アナログの前の時代です。ぜひ現地確認を!!
私は46℃が今の所限界です、悪い腰にビリビリ来ます、なんで其処攻撃するの???って感じで悪いところを攻めてくる。
牢名主の如き、鹿の湯、ローカル暗黙ルール
これが、ある故、またハッキリ言わない故に、常連が居座って云々言われる要因になってます。
あの熱い湯にある意味我慢して入ってるので、傍目から見ると、怖い形相ですね。別に来るんじゃねぇオーラじゃなく、熱い湯がキツイんです。それを耐えてるだけです。
そうしてでも入って体を癒やしたいので、分かってください。
若い人たちが興味本位で入り、すぐ出る。46、48℃の浴槽では、砂時計片手に真面目に短熱浴を行ってます。熱いので湯を揺らすと特に熱く48℃では火傷する可能性も有ります。
先客が浴槽に入っている場合、3分もすれば上がりますので、それから入浴するようにしましょう。
途中で出るのと、お湯が揺れて熱い。
話のネタに、チャレンジ
ならば、一人で入れるタイミングで入るようにしたほうが良い。もし耐えられず出る時も、一人なんだから迷惑はかけない。
短い時間だけど裸の付き合い、一言話せば、分かる。
ネットの口コミで悪く言う人は、その常連さんと話してるのだろうか?私は話しかけました、そしてこのことを聞き書きました。それでこそ口コミだと思います。
- 46℃の方では、途中我慢ならなくなって出るときは、声かけて出る様にしましょう。
- 48℃の方では、一人すつ入ることが暗黙のルールになってます。途中で湯を揺らすと火傷の危険があります
- 守れば愉しい短熱浴
- これがあれば常連?
出典: 鹿の湯公式HP
混雑してるし、こういう面倒だよね!!って方はこちら
超マニアックで、煩そうなオヤジが居る湯治場鹿の湯と違って小鹿の湯
ここは、洗い場も有るし、ユーティリティ、アメニティーも充実、温泉内容も一緒、高温はないけど、ゆっくり出来る。
小鹿の湯 | 久々の癒しである。といっても二ヶ月と空いてないですが 硫黄泉、白オンチェンに漬かりたく、栃木県那須湯本へ向かいました。 那須湯本といえば、鹿の湯ですが~~激混みだったので、そのまま駐車場を下り、6月に … |
旅館山快 | 寝湯、打たせ湯、家族風呂もあり、本鹿、小鹿とは違い、岩で造られて白く石化した温泉成分がビッシリ!!旅館山快 ゆったりと鹿の湯源泉を味わいたく、今回は旅館山快さんへ行ってきました。 |
塩原新湯の寺の湯が鹿の湯っぽい | |
【白濁温泉】奥塩原 共同浴場 三湯ハシゴ(むじなの湯、中の湯、寺の湯) 奥塩原共同浴場 2018/11現在 奥塩原元湯温泉が山津波で埋まった時、ここが爆裂し生まれた。この噴火跡周辺には、3か所、公衆浴場があります。 それも、硫黄泉、白温泉、源泉掛け流し、お気 … |
適応症
【一般的適応症】
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進
【泉質別適応症】
- 慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症
禁忌症
【一般的禁忌症】
【泉質別適応症】
基本情報
所在地 | 栃木県那須郡那須町湯本77 |
電話 | TEL 0287-76-2333 |
料 金 | 大人 土日祭日500円 / 平日400円 |
小人 300円 幼児無料 | |
営業時間 | 8:00~18:00(最終受付17:30) |
休日 | 年中無休(ただし、設備改修のため休日有り) |
回数券(11枚つづり) | 4,000円 |
湯治体験半日券 | 土日祭日1,500円 / 平日1,200円 |
泉質 | 単純酸性 硫黄温泉(硫化水素型) |
泉温 | 57.2℃ 源泉かけ流し |
PH | 2.59 |
加温 | 無し |
加水 | なし |
混浴 | なし |
露天風呂 | あり |
施設・特徴 | トイレ、駐車場有 |
アクセスマップ
【こんな人におススメ】
♨乳白色好き
♨湯治場雰囲気と歴史
♨効能効果期待大
♨手湿疹は治ります
♨テニス肘も治りました