25年の月日が経ち、新築当時の青さが抜けトタン屋根の耐用年数の余裕がなく、表面が白茶けてきたトタン波板屋根。
増設した部分の屋根が継ぎ足しのシリコンコーキング盛り、傾斜が緩く谷を伝って来た雨水が下に回り込み、トタンの内側を伝い車庫内部に雨水侵入。全くダメダメな施工業者。
涼しい4~5月、暑さ寒さの厳しくないこの時期こそ屋根塗装は最高です
目次
トタン屋根 雨漏り 修理方法
知り合いの板金屋さんに診てもらい処置をお願いする。
- 古いコーキングをカッターでそぎ落とし、
- インパクトドライバーに付けたカップワイヤーブラシで削る。
- 漏れる原因は、トタンの重なり部分に水路を作って、雨水が侵入。その部分を乾かしでシリコンコーキング盛りたいが、できる範囲をウエスで吸い出しまたブロアーで乾かす。
- 遮水したい位置から上下にマスキングテープを貼る。
- 上下のトタンの段差があるので、図のピンクの部分の様にシリコンをたっぷりと塗る。旧シリコンからの漏れでそれを防ぐためにトタンの合わせ目を覆うよう処理を行っている。
ゆるい勾配のトタン屋根構造を垂直折り
トタン屋根のゆるい勾配に対しては、下図と画像の様に、トタンを垂直に折り雨水が下に垂れる様にしてある。これによって雨水がトタン内側伝って回り込むことなく樋に落ちるようになる。
トタン屋根の塗装下地処理
- 屋根全体を高圧洗浄機で洗う
- 乾燥後、さび落とし、サビチェンジ
前日に高圧洗浄機とデッキブラシで洗浄を行う、洗浄機だけでかなり塗装表面の白いモノが落ちる、サビは一部に留まり、トタンを止めているネジ以外は対して落とす所なかった。
翌日にはサビチェンジから塗装に行けることとなった。下地処理で錆止め塗料を塗ると有るが、残ってる塗料が下地の錆止めだと思って塗る予定。
サビチェンジなるものがニッペホームペイントから出ており、科学的に赤さびを黒錆にする薬品。楽しよっと
塗るだけで凄くいいと思ったが、実はそれだと黒錆が落ちやすくなるディメリットが発生し、結局ワイヤーを掛ける事になった。
充電式のインパクトドライバー持っていないため、手作業でゴシゴシと150個ほど、そこそこ落として塗るの繰り返しで150箇所、サビチェンジ液は1/3も減らなかった。
トタン止メネジ 使用前
使用後、ちょっと茶色いけど、時間がたつにつれ真っ黒になった。錆止め塗料と比べてどうなんでしょうか、今の所全く問題は出ていません。
トタン屋根の塗装
色々考えました、溶剤の匂いに反応する私は、水性塗料が第一選択、遮熱塗料も考えたが、プロに聞くと値段差ほどその差は感じられないとの事。
塗り替えなのでアクリルシリコントタン屋根用というのを選択。塗装面積は70㎡×1.4(折り板係数)=98㎡ この塗料だと7Lだと足らず、14Lになる、およそ最後に4Lぐらい余れば適量塗布したことになる。
残りは、白14Lを購入しシャッターと外装も塗装予定のために取って置く。
DIYの為に購入した、エアコンプレッサーとスプレーガン。塗料入れるカップが小さくて補給が忙しかったけど、1回の補給で上から見て畳一枚分ほど塗れる。60回の補給か・・
このコンプレッサー、50Lタンクで5hp?、1600Wは喰うので、長い配線だと電圧降下して起動不良を起こしますので注意しましょう。
私はコレの為にこれと同じ金額賭けて、VF3.2mmで100V配線引きました。50Lで毎分190L可能です、レギェレター付いているので圧力調整でが効き、今回の塗装ペースにはどうにか間に合いました。
100Vでこのタンク量とパワーは中々のもの、塗装において不自由はありませんでした。ですが、車庫などはほぼ末端の方に有るので、電圧的に、今回は3馬力のものをオススメします。
朝のうちから屋根に渡り、そう山の傾斜地建つ母屋のレベルの下に有るのです。
最初は、塗料薄めが5%とありそれを守ると、スクリュー開けても、固くて出が悪い。薄めにすると垂れてくる、この頃合いが難しく、塗布量を絞り2回塗りで行うことにした。
エアホース、最初は繋ぎで対応しようかと思ったけど、リールのほうが仕舞いがいいし、以外にやすいのでこちらに変更、エアインパクトレンチ共々活躍してます。
ただし屋根部分には見切り品の10M \1000のホースで対塗装対応
細かく計測しておけば後の参考になったんだけど、5%じゃ固いって事しか分かりません。経験値になってしまった。一部エアガンで養生しないとならないところは、刷毛ローラーでも塗ってます
必ず、端から塗ってます。最後に渡りの所に来れる様考えながら(笑)
一回目終了、翌週上塗り塗装し完了。
今回使った道具
マスキングテープ | 1本 |
シリコンコーキング | 1本 |
ローラー刷毛セット | 2個、スプレーガン有れば、柄の付いた刷毛で良い(高いところ有り) |
サビ取りワイヤーブラシ | インパクトドライバーに付けるカップ状の方が良かった |
エアコンプレッサー | DIYの幅が一気に広がる、タンクは大きいほど良いが1200W程にしないと配線引き直し |
スプレーガン | エアコンプレッサー有るなら、是非 |
エアホースリール | 仕舞いが綺麗でいい |
汚れてもいいエアホース | ホームセンター見切り品 |
サビチェンジ | 1/4使用 |
アクリルシリコン塗料 | 10L使用 |
使い捨てツナギ | 今回のカラーではアバターに成れる |
湿布 | 今回は折屋根、波々なので足首が鍛えられました。その補修 |
水性塗料と言っても、溶剤が水なだけで固まれば同じで以外にも取れない。スプレーガンはメタルクリーン廃液(継ぎ足しタレ)につけておくと簡単に取れることを発見‼これは意外な応用が出来るかもよ。
全てネット通販と実店舗の相見積です。使い捨てツナギとローラーと見切り品エアホース実店舗で購入、同額でも交通費とポイント考えるとどうしても通販に、実店舗では現物確認だけになっちゃう。
これで屋根は何世紀持つのでしょうか?