チェーンソーをしばらく使わない時は、ガソリンタンクとキャブ、チェンオイルタンクを空にして、来シーズンエンジン始動一発。
エアフィルターからクラッチ&ブレーキ図解コツ説明、よく使う汚れ落としケミカル類、便利な道具類、保管方法も紹介します!
目次
ガソリン、オイル抜き
混合ガソリンはエンジンが止まるまで無くす、チェンオイルも同様。
- エンジン1分ほど掛けて止める(空タンク再始動性向上)
- ガソリンタンク内のガソリンを抜く
- 再度エンジンを掛け、止まるまでエンジンを回す。
ガソリンホース、キャブ内のガソリンを失くす - チェンオイルを抜く
抜き取った際に、異物があればタンク内に残っていないか、あれば除去すること。ガソリン等で洗っても良い。換気に気をつけること
毎回給油時に周囲のゴミを箒で払っておく気遣いも必要
出来る限り、混合ガソリンは除去したい。混合ガソリンが気化し劣化すると様々な弊害が出るので、これをしておけば、市販の混合ガソリンで詰まることは少なく、燃料ラインの確保が出来る。
ガソリンの方はタンクから抜く際、100均などの、洗浄瓶で吸い、タンクに移送します。曲がってるつる首は、結構残らず吸うことができます。瓶に目一杯吸わせると、ガソリンの気化で吹き出すので、吸い切る前にキャップを緩めること。
色が変わってる位だから、このタンクでの短期でも保管はNG
チェンオイルは粘度が高いので、シャンプーのポンプを使いボウルなどに移しています。オイルでダラダラになるので、捨てるような布でフォローをしてください。
買いに行くのが面倒な方は、こちら
清掃及び点検箇所
無修正のグロ汚さが続きます、覚悟してください(笑)コンプレッサーのエアダスターでプシューっとやっちゃえば良いのですが、そんなのみんな持ってないので、地道にキレイにしてあげれば故障の兆候もはつかめるはずです
クラッチカバー
プラヘラでやりましょう。塗装面、金属面を損傷することはありません。
クラッチカバー内、ブレーキ周辺。右側の丸い部分でクラッチ外周を抑えるので、金属部分の動きに支障が無いように除去、全て除去ですね。
細かく壁で分かれてるので掃除は面倒です、ティッシュに下記溶剤類付けてピンセットでこするのも手です。
オイル出口、バーを固定するプレート部、密着が悪いとオイル漏れや、チェンがバーから外れたりする。ブレーキの付け根、クラッチなど掃除して、異常な摩耗で金属や光っていたり、詰まりが無いか見る。
清掃後クラッチセンターの穴から、ベアリングにグリスアップのこと
ガイドバー
オイルの出る穴の確認、大概、使用してない片側は確実に詰まって居るので、爪楊枝など使い除去しておきます。
ガイドバー溝の中も、オイリーな木屑でいっぱい。潤滑オイルをキープしすぎています。(笑うところです)コレもお好み焼きのヘラ等使用して除去します。
先端、詰まってますね。グリスで詰まってるはずなので、パーツクリーナーで吹くのもいいです、注意しないと穴狭いので逆噴射されて顔射喰らいますので、
グッとお近づ気になりたい場合はメガネ着用のこと
きれいになったらオイル補填
スターターカバー周辺
4角のボルトを外し取り外し
以外にキレイでした、フィンの間も詰まると冷却に影響出るのでこまめに掃除しましょう、正圧じゃなく負圧なので、埃やクズの詰まりは致命的なことになります。
左の黒コイル、ここで火花作って太いコードでプラグまで火花が走ります。フィンの付いているフライホイルとの隙間で火花の強さが変わります。
そこに、ゴミまることは無いのですが、リークの可能性も捨てきれないのでキレイにしましょう。
シュラウド内
- 点火プラグ周辺
- 点火プラグコード
- エアクリーナー
- キャブ回り(LR位置の記憶)
- ホース類の点検
- マフラー詰まりや錆
エアクリーナー外すと、こんな粉だらけ~~可動部分はそれほど問題でもないがホース類の劣化が見えにくく成ってる、右側のピンクホース(非純正)は、ガソリンタンク内圧ブローバイガス、左下がガソリン供給ホース、タンク内が空であれば、ココに燃料は見えないはず。
この状態で清掃すると、エアクリーナー外したところからゴミが入るので、キレイなティッシュなので塞いでおきましょう。
配管、配線類も振動で擦れたりする場合もあるので、部分的に光っていたり減っている場合は注意
この手のメッシュフィルタであれば、外側から優しく刷毛プレイ、内側よりエアダスターで飛ばしたりパーツクリーナーで洗浄飛ばしも可能。
繊細なので、優しくしないとキレる場合あります
点火プラグ周り、火花リークの原因になるので、キレイに取ること。妙なトラブルの原因になります。
フィンの間は、黒く焼き付いてる場合。完全にキレイにするのは、シリンダー外しメタルクリーン入浴推奨ですが、誰にでも出来ることではないので、取れる範囲できれいにしよう。
下記のハヤトールでそこそこキレイになります。フィンが詰まるとオーバーヒートの原因にもなります。怖~~い焼付きです。
チェンソー掃除ブラシ
汚れを落とすことによって、傷や破れ、異常な汚れを発見でき早期に対応できる。道具はプラへらや、硬いプラブラシ、熱変形歯ブラシ、真鍮ワイヤブラシで、脂ギッシュな大鋸屑をこそぎ落とそう。
油汚れで黒く変色した部分は、ティッシュ被せ家庭用マジックリンなどを掛け、ラップで養生し乾燥しないように小一時間放置すればかなり落ちる。
汚れ落としオススメのお薬
汚れ落としケミカルは数段階持っていると、掃除等にすごく便利、何しろ脂と木屑と熱もかかるので、キレイを維持するのは難しい。
吹き付けたり塗ったりした場合、溶かすことが目的なので、揮発乾燥させるとそれ以上きれいにならないので、ラップをかぶせる技が有効。
以下、洗浄強度です塗装には少なからず影響出ますので注意してください。
- メタルクリーン
- 塗料剥がし(ジェル)
- ハヤトール
- マジックリン家庭用
- パーツクリーナー
メタルクリーン
アルミ地肌やプラスティック部分など、非塗装ならシリンダーピストンのカーボン落としによく使っている、メタルクリーンに漬けるのもいい。昔は洗油として灯油を使って居たけど今はコレ。
樹脂部分のひどい汚れにも、メタルクリーン水溶液を加熱し火からおろして、樹脂部分などを入れてもOK、
他には古くなって茶色が濃くなったものなど、マフラーなんが入れちゃって煮ちゃいます。すごくきれいになって、地肌まで出てきちゃう。内部も勿論キレイキレイ、勿論塗装はしてください。
創業以来継ぎ足しも可能です。水性塗料が乾いてしまっても大丈夫漬けておけば落ちますし、他名称で販売してる安いのもあります。
汚い燃料コンビ缶に朗報!!
樹脂のしつこい汚れには、塗料剥がしジェルタイプが有効。この前このコンビ缶、数年ぶりにオイルの方補修して付けてみたら、凄い落差、ガソリン缶が汚な杉。
ハヤトールも役に立たず、メタルクリーンで煮るには大きすぎ、諦めかけたが、アサヒペン 塗料はがし液付けておいたら、あの汚れが簡単に落ちた。
臭いので、換気必須
パーツクリーナー
パーツクリーナー等スプレー系のものにはこの様なストロー付きが良いですよ、アチラコチラに飛ばないし、的確にその場所に届けることができる。
隅っこに残った黒いの除去にスポット攻撃!!
まとめ:チェンソー保管
- 乾燥し、風通し良く、風雨が入らぬ場所に、チェンソーは保管する必要があります。
- 直射日光を避け紫外線から樹脂を守ってください。
- 埃が掛からないように、ケースまたはバックなどに収納しておくことが大事です。
- 子供の手の届かない安全な場所に保管してください。
燃料系も空、点火系リークも問題なし、
これで翌シーズンもエンジン一発始動間違いなし。心置きなく遊びに行けます