「チェンソー防護ズボンの義務化」について、厚生労働省より省令が公布されました。
2019年8月1日より、チェンソーを使用する業務に携わる全ての作業者の方に、チェンソー防護ズボンまたはチャップスの着用を義務化する内容です。
プロの世界では、2015/10月より、チェーンソー防護服(保護具)の着用が努力目標から義務化されまして、チェーンソーを用いて作業を行う場合は、チェーンソーズボン等の防護衣を着用となっています。
素人の趣味の薪集めでの、安全対策上、防具無しは以ての外です。
そろそろ、新規に薪ストーブの薪集めなどの準備などやると思うので、数年に一回はお約束の記事を!!
是非、奥様方にも申し上げますが、怪我の危険が多い趣味で、その怪我は命に関わる事にもなりかねず、それじゃ元も子も有りません。
私の知人の親も太もも切って亡くなりました。
目次
必須防護具です
以前よりは、薪ストーブも認知度も高くなり、また薪集めに伴うチェンソーの防具とかも、宣伝されている様です。
実際、チェンソーを扱う仕事に従事していれば別ですが、一般の人はあまり使ったことは無いと思います。
自らの経験則を踏まえて書いています。今まで使ってきて良かった点、駄目だった点を上げていきます。
防護ヘルメット
最近では、ほぼ被っている方が多いとおもいます。
ひとえに目立つハスクバーナ、スチール等のオレンジ色が幅を利かせてるせいでしょうか?
私のもそろそろ交換しなければいけないと思ってます。
紫外線で劣化して色褪せ傷だらけ、衝撃とかにも弱くなっているだろうし、汗で紐部分の留め具が錆びて外れてしまうので縛り付けている。
前面メッシュ部分、数度、枝、小石の顔面、眼球アタックを受けて歪んでいます。
紫外線や枝などの衝撃から頭を守り、あのうるさい高周波サウンドから耳を守ってます。
耳は年取ってから来ますから若い人は注意してください。
玉切りだけの現場では、帽子とイアマフだけです。
実際薪集めは葉が落ちた時期に行うのですが、それでも暑い慣れるしかないですね安全の為に。
- 強度を確保するために、数年に一度は交換したい
- 前面メッシュは通気確保と小石小枝から顔面を守る
- イアマフヘルメットしたままで浮かせて話せる状況のモノを
- 頭頂部メッシュも多い方が気持ち涼しい
- あご紐の留め金が錆びついて取れてしまった、他社製品にて対応
防護グローブ、防護手袋
これは、人それぞれですね。
主に伐採とか枝払いする時はプロテクト入りのをしてますが、ヤギ皮なので柔らかくいい感触です。
何故かマフラーに手の甲側が着いて熱で穴が開き二個目です。
- 伐採、枝払い作業にはプロテクション入り
- 玉運搬や薪割り作業にも使える厚皮手袋がおすすめ
玉運搬ですと、溶接用とかの作業用厚手の革手袋とかが好みです。
運搬の時や枝など捌くとき重量有りますので、手首締まってると、指先を喰われます。手首の締まっていないので握力は要りますが、指先怪我したことは有りません。
チャップス&防護ズボン
チャップスを含め絶対的必須アイテムです。
絶対大丈夫は存在しません。これだけは無いと恥ずかしいと思ってください。
知り合いで二人ほどチャップス切った人がいます。着用して無ければ・・・・・
チャップスは下半身重たくなるので、私はズボンの方を愛用してます。
サスペンダーすると軽いし動きは非常に楽になりますね。
チェンソーはチェンを駆動するのにオイルをバーに供給している関係で、チャップス、ズボンは驚くほど汚れます。
- プロテクション強度で価格も変わります
- サスペンダーの方が楽
- ズボンの方がトータルで軽量
- 膝当ても有ると穴開かない
- 驚くほど汚れます
防護ブーツ (プロテクティブブーツ)
- つま先の鋼製補強(ソーチェンの引っ掻き傷も有る!!)
- ソープロテクション付き
- 雨に濡れていない現場であれば、あまりスパイクの必要性は感じません
- 木や竹、笹等から足首を守るブーツタイプの方が大鋸屑も入らず作業には適しています。
- 底が厚く硬いものが多いので柔軟性の確認を
フル装備ですね。このおかげなのか、今まで一度も怪我したことがありません。何度か枝が飛んで来て当たったりその程度ですんでます。
強いて言えば、腰。これは機械化によって改善しつつあります。
コレからチェンソー遣る方は、玉切りのみというシチュエーションでさえ、必ずチャップスは使用しましょう。
太もも切ると高確率で命に関わります。
怪我して休むこと考えればこの投資は高くないです。
どっちが良いだろうかね?
カッコいいのは断然ズボン、ズボンは、夏用なら冬に下に薄いズボンを履く位でよいが、冬用だとかなり暑い。
チャップスは、おぼっちゃまくんのびんぼっちゃまスタイルぽいってのが、気に食わない所。しかし季節に有ったズボンとセットで履けるのが良い。
ブーツはメーカーHPでサイズ表記のPDFがあり、ダウンロードして印刷すれば、足のサイズに合ったものが選べる。レザーブーツと防護ブーツもプロテクト入り、皮ブーツと長靴の差がある。
泥試合になる場合は絶対長靴推奨だけど、山の中で運搬は、緩いのでかなり足が鍛えられ、素晴らしい筋肉とマニアックな香りが長靴の中に付着する。
ジャケットや手袋も、木の上登ったりする場合は、プロテクト入りのほうが安心できる。
例としてハスクバーナ製品を載せてますが、
それ以外に安くて良いものはたくさんありますし、是非ご検討ください。