薪棚つくるにあたって
シンプルに未乾燥の薪を置き、そこで乾燥させる場所。それには条件が有る
- 風通し
- 陽当たり
- 雨を避ける
- 積みやすく崩れにくい
- 取り易い
乾燥の殆どは風通しにある、構造的に2列より1列の方が風通しは良く、陽当たりは、周囲の乾燥と対流、雨は広い範囲に無いに越した方が良い。
乾燥に関しては、風通しの良い大きな木の下で、露天薪積みしたが、問題なく乾いた。ただし、虫と汚さは、籠ごと外において、ストーブにダイレクトINさせないと、いろんな経験することになる。(笑)積むのは、前だけ叩いて揃えるだけ、半年後に反ってくるのでまた叩く、それだけで、崩れたことは今までない。
目次
以外に見落としがちなのは、高さである。
1列の場合問題ないが、
2列の場合、低い薪棚、二段構えの薪棚は、積む時、頭が中に入らず踏み出せないので、腰への負担が掛かる。一見良さそうに見えるが大きな落とし穴である。
ここが肝心
地面より20㎝は離し、地面は濡れた状態が長く続かないこと
幅が有れば当然下がる、畳1枚分、高さも1.8mでおよそ1トン強の重さが掛かる。6ヶ所程度の基礎部分で支え倒壊を防ぐ。
左右も、崩れ防止の力も4本の間柱で支えたい、ここが曲がると見た目良くない。井桁で乗り切れるが、それでは、楽して薪を置けない。
上部は屋根構造材、間柱材で連結するが、それ以外でも筋交いで補強する
屋根を地面で組み、それを載せる。そうすればポリカのズレの修正も楽だし、屋根に乗らないので垂木を節約できる。
勾配を付け雨樋を付ければ良いだろうが、そこまでしなくても乾燥には問題は無く、もし見た目綺麗にするなら薪棚では不可能。
塗装に関しては、クレオトップを布に染みさせ擦り付ける、これで有れば現在、10年前のモノが色褪せこそあるが十分に機能しているオススメ。
安くしようと作ってみた(脳内)
一度、2×4材でCADで組んでみると、下記程の材料代が掛かった。
内容積:幅1.435×高さ1.640×薪長0.4=0.92㎥
使用材料
- 2×4材 6ft 9本
- ポリカ 7尺
- 波板ビス
- コーススレッド 75mm
- 塗料(クレオトップ)1L (10年持った品)
これをコメリ.com辺りで見積もると、\6,500程度となり、\7,065/㎥上物だけの材料費で手間賃は抜きである。
基礎について
底面形状が畳1枚分程度だと、高さも2m程度が限界。2列だと重さも相当で、1t強の重量が掛かるので、基礎となる束石や重量ブロックなどで支える必要が有る。
上記形状で、震度5程度での揺れでは倒れる事は無かったが、心配であれば倒壊の危険を考え、高さを1.2mほどに抑えた形状にするのも有り。
更にアンカーで止めるたいとなれば、接続するところもコーススレッド程度では無理で、木組と金具を使い柱も太くなる。簡単な域を超えて、予算もかなり必要になるので割愛します。
どれだけの嵩(容積)が必要か?何㎥
住まい形状や断熱性能、薪ストーブの大きさによっても違うが、自宅の場合、平日、17時~24時までと、土日、6時~24時を4~5ヶ月焚くと、1.8×1.8×2列の薪棚サイズで2.5個分、6㎥程度の薪が必要となる。
DIYか購入か?
上記、安くしようと作ってみたで、\7,065/㎥になった。これは自身の手間賃は入っていない。
販売されている薪棚のサイズ、薪長40cmで考えると
W2460×D340×H1250mm=1.23㎥
\8,980/1.23㎥=\7,300/㎥
この売ってる薪棚の場合
屋根付けて+2000円ぐらいなんで、手間賃2,300円で作れって事??か~~安すぎ(笑)
容量は8日分ぐらい?かな、持ってないのでアイアン部分の耐久性は不明。同様なスチール棚を外で使用しているが、艶は無くなったが、未だに錆びてない所を見ると、鉄部分は問題なさそうに思える。
小さいので場所を選ばない、また場所を自由に変えられる。カバーは有るが、屋根が無いのは、屋根だと頭ぶつけるからだろうね!!
単位も、束になってると言うことは、薪もご購入となりますね。
まとめるが・・
実際に計算してみて、販売しているモノも悪くない値段だと思う。もし買うなら、弱そうな、塗装部分とか設置部分に手をかけてあげれば更に長く使えるものとなるだろう。
綺麗な薪を求めるのなら、虫の入り込まない環境を作らないとならず、屋根付きの小屋に網戸で通風を考えた作りにとか、ビニルハウスでも薪小屋などが必要で、棚では2年置いたら虫の餌食ならないのは逆に薬とかの不安がある。
DIYも作るのを愉しめれば、材料を工面すれば良いだけである。木製パレットや皮をむいた原木など!!コストでなくあくまでも楽しみになってしまうが、
手間が楽しければそれは十分な遊びだ(笑)