チェンソーのエンジンがスイッチで止まらないのか、チェーンが止まらないのか。
ちょっと初めてだと焦ります。
気の長い人なら燃料の尽きるまで回すとか、ブレーキ掛けるとか取り敢えずの対処法ありますが、仕組みがわかると対処法も見えてくると思います。
目次
まずはエンジンが止まらない場合
掛からないというのは結構ありますが、止まらないのは結構珍しい。エンジンを止めるには、
- 燃料
- 点火
- 排気
以上のいずれか止めればいいだけで、通常動作は、点火系をスイッチでアースさせることによって、点火しないようにして、停止させる。
排気止めるのは熱いのでパス、燃料を濃くしちゃいましょ、チョークを引けば止まります。しかし毎回チョーク引くのも変だ。
原因としては、スイッチ配線の断線です。基本点火系は、キルスイッチに成っていてアースすることによってエンジン止めますので、点火系の配線の導通を調べましょう。そして導通していない配線を変えるだけです。
古いチェンソーは、チェンソーオイルなどで配線の被覆が劣化し硬化して折れたりカバーに挟まっていたりすると、断線に繋がります。
DIY出来るなら、端子などは小さいものが多いので、エーモン辺りで車用などを流用し、テスターで導通を調べ結線すれば治ります。
チェーンが止まらない場合
この赤い部分のスプリングが弱っていれば、戻る力も弱く原因の一つです。このスプリングがだめな場合はキャブバラすか、そのまま交換になります!?
3.アイドリング調整しても、回転が高くクラッチ切れない
キャブのアイドリングが下がらないのは、どこからかエア吸っている場合です。ハスクバーナ142というチェンソーで遭遇したのですが、キャブのパルスを取る部分の下図4のシリコンゴムが劣化して裂け其処からエアー吸っていたのです。
徐々にエアクリーナーからバラしていって、シリンダの中に入っていたので、見つかったのは、最後でした(笑)
※パルスをホースで取っている機種の場合、亀裂から吸っていないか確認しましょう。
エア吸いですから、見えない。逆なら泡という手もあるのですが、キャブ以降でこれだけの接合部分があります。時間と共にこの接合部は緩んできます。
緩んできたりしていれば増し締めしてみて確認しましょう。
下画像の右端、シリンダーとの接合部、部品番号 503 86 62-01シリンダ取り付き、クランクケースの隔壁に乗っています。ここの部分も微妙に固く、ガッチリバンドで締められていますが、ネジで締めている訳でないので微妙なところです。
シリンダ取付部も可能性は捨てきれないので、増し締めしておきます。
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