刃が切れない、斜めに切れる、曲がって切れる、効能書き引用サイトはもううんざり、この治具買えば、ケヤキ、カシ、クヌギもグイグイ切れる。
問題は、ヤスリを浮かして研げる人なんてそうは居ない。
目次
一度きりの治具選びのつもりで、選んでください
体に癖が付き、変な癖つかないから後々楽になる。そこが一番のポイントかと思います。
下図、ソーチェンのピッチごとのチェーン品番を見て、丸ヤスリ直径判断して、品番で確認すれば大丈夫。
引用元 OREGON
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高さ保持してヤスリ動かせるか?
この道具のいいと思った所は、下図のように、デプスゲージと上刃のところに当たり、それ以上下がらない。1/5だか1/4だかを保持してくれて上刃切削角度の60°にしかならない所 。
ここ一番重要なのに、触れているところ少ない
- 余り教えられてない、丸ヤスリの高さ位置が決まる
- 丸ヤスリの、力の入れる方向が、正しい方にしか動かせない
- ヤスリの角度をバーに対し水平にすれば、上刃切削角は合う
- ガイドに記された上刃の目立て角度に沿えば、上刃目立て角度は合う
デプス調整
メーカーによって当て方は違えど、考え方は一緒です。刃先に高さから、およそ0.6mm程(.325,3/8)デプス先端を削る。
材質上は削れてしまうので、切削後計測の方が良いです。
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更に有ると便利
現場では、土場あり姿勢もうんP座りになって、やりくい。そんな時、木の上に載せ、この目立てクランプ刺せば大助かり。
原木で台を作れば、家でも目立て台として、チェンが固定できる。
ちょいと小技紹介
出来れば、下の図のように、黄色のラジオペンチをバイスの右側にして、ずれても止まるようテンション掛ければ、尚更絶対動かない!!
用意できたたら、いよいよ切削開始です。
ここで紹介してますが、押さえつけるパワーが違い、無駄な動きは殆どなかった。作業台につけるとかなり、目立てレベル上がります。
- 体に対してバイスの位置は動かない
- やりやすい位置に固定できる。
- 毎回、角度が取りやすい
あくまでも安全は確保して下さい
ソーチェン切れるようになるということは、素手で触ってると簡単に手が切れます、厚手でなくても、皮製の手袋は必須です。
やり難いようでも、慣れます、あくまでも刃物なので気をつけて下さい。
高さが決まる!この治具(道具)が良い
丸ヤスリは高さが重要
一般的には丸ヤスリを使います、何故丸ヤスリか?1回で上刃と横刃を同時に削れるからです。しかし弱点があります!!
高さが微妙!!高さによって上刃切削角度が変わってしまう。高いと鉈、低いと包丁。位置が動けば角度は滅茶滅茶になるどうしたら良いのか?
ヤスリの直径の1/5を上に出すと、ガイドバーに対して60°、刃に対して55°の角度が出やすいが、1/5に縛られず、刃の減り具合を見て判断をしてください。
丸ヤスリの直径1/5程度を刃の上に出しましょう。必ず毎回この位置で目立てすると60°になるはずなんだが
直径5ミリ程度の1/5って、ちょっと、難しくね?
ほとんどの人、バーとチェンを左手で抑えてる状態で、チェンがカックンカックンしてる状態で、1/5出す?、つまり、
- ヤスリ1mmほど浮かせて
- 上から見て、60°の角度守り
- 横と上の刃との隙間が出ないように・・・・・・
ヤスリの角度は?
バー先端から見た図
ヤスリの角度だって90°、片手で水平に動くなんてなんて、マシニングレベル。3軸を動かす目立ては、普通の人で出来る様になるには、大変だと思う。
なので、治具なのです。
- 上刃、横刃切削角度を守る
- ヤスリの高さが重要
- 慣れるまで、治具が必要
- 刃の固定が必要
木を切るのには、最適な刃物の角度は?
刃物にとって研ぎ方の切削角度、1.2.3ありますが、切るモノによって使い分けます。
鉈などは、鈍角の①、固いものに適し、刃こぼれしません。
包丁などは、鋭角の③、柔らかいものに適し、逆に固いものでは刃こぼれしてしてしまいます。刃物は切るもに適した刃先の角度が必要です。
そして、チェンソーの刃はというと、②の中間の刃先とされ、ノコギリの昔から、その伝説の角度は55°!!
しかし、チェンソーの刃にはこの先重要な、逃げ角というのが存在します。
逃げ角って何?
これだけは覚えておいてください。
要するに摩擦で、動かすのに色々大変だから此の角度が付いてるんです。これないと、あっという間に摩擦熱(150℃超え)で焼きが鈍って、刃がおじゃんですから切れなくなります。この5°の逃げ角が重要です。
1.横刃切削角
右刃を例に説明します。チェンソー握ってバーの右側に出っ張ってる刃です。
①のように上刃と横刃をばらして考えてください、②その上刃を取ったとして、上から見た、黄色の部分が横刃で、そのバーに対して刃の角度です。
逃げ角5°+切削角度55°=60°で削ることです、バーに対しての角度で、刃の角度は55°になってます。
そして90°-60°=30°
これがよく出てくる30°で削るということです。
2.上刃切削角
上刃も横刃同様の角度が必要です。55°+5°=60°
横からの60°と上からの60°になります
その他、研ぎ方の注意点
よく、切っていて、カーブして曲がってしまうとの声を聞きますが、
曲がるというのは、単純に切れない刃の方には曲がらない、向かって左に切れるようなら、左が右より切れるという事、右を砥げば良い。
そして、目立てには、一番短い刃の寸法に他の刃の長さを合わせ、そこをマスターにして云々。デプスも同様ですが、あまり拘らなくても、そこまでシビアに攻めても、石の一撃で折れたらどうすんの?番線食らったらどうすんの?なので、あえて同じ長さににしません。
新しい刃に変えるのがベストでしょうが、私は気にしません、そこまで今のチェンソーは振動来ないし、長いところ適当に多めに削ります、長いところは負荷がかかってヤラれて来ますから、少し多めに削ることになりそのうち目立たなくなってます。
ある程度の所まで来たら、それでいい
しかし、今までいろんな人と遭ったけど
伐採木配布などで、薪集めに行った時こんな人見ました。
- 切れなくてノコギリみたいにギコギコ上下に・・・
- 粉だらけで周りが見えない
- 目立て本尊化してる人
- 切断面が焼けて煙吹いてる人
芸能人は刃が命、チェンソーもそうです。舶来オレンジ抱えて粉ふいていたら、没収ですよ(笑)周りをよく見て、実際切れてる人の刃もそうだけど、動きも重要です、長持ちさせる技も盗むと良いですよ。
なんで切れなくなるか、刃を長持ちさせる小技、切る時の刃の温度。気をつければそんなに目立ても必要有りません。
私は読んではいませんが・・・本も色々出ています
そもそも、目立てをもっと簡単にという方は、こんな目立て機はどうでしょうか?