べべルとは?
2009年ごろから始まり、大分広まったダブルベベルヤスリ、最初の頃はおしゃれな名前でなく、斜角、角ヤスリ、平ヤスリともよばれ、キワモノ扱いでした。
尚且つ、通常の研ぎ方とは逆で、それは目立つ目立つ(笑)メッキ面のバリを嫌った、ヤスリには厳しい研ぎ方です。
そもそも角刃を研ぐヤスリのようで、それを角刃でない、21BPとかを研いだのが始まりでした。
目次
ケヤキが最初の相手
丁度その頃、ケヤキと戦っていた頃で、すぐに切れなくなる刃に、357XPで13inchバーと短くしてオイル量にして、最大苦戦していた所・・・
ベベルで研いだら嘘のように、切れる、それも長持ち。
今になって考えると、角度が間違って居たと思うが、それにしても切れた。
長所はロングライフ
慣れてくると、切れ味と耐久性が増していることに気がつく、石ヒットしなければ、軽トラ3杯は楽勝で切れる、素晴らしい刃の耐久性だった。色々な角度が見事にハマってうまい具合に行ったんだろう。
さて、方向と角度を画像とイラスト、ガンガン行きますよ
目立て角度
このイラスト、上刃と横刃の交点、赤い線
ここが最重要POINTで、ここが鋭くなってないと、何やっても切れません。丸ヤスリでも同様ですね。
あとでテストに出ますので、忘れてください
力の入れる方向は?
- この画像の状態を保持しようとする力
- 下から刃に向かって押し付けている方向
- 刃が逆回転する方向
もちろん、両手で持ち、片道スリスリが基本中の基本!!
漢は押しの一手のみ(ヤスリの目のライフ重視目的です)
立つ位置より、目線の当たりを写して見たところです。
これ、ヤスリ手前を下に下げると、ベベル上面に来る短辺部分が、バーに対し水平になってます。ということは60°だいたいね。
ここがポイント
上刃と横刃の交点へ向かって力入れてます。
- ヤスリの長辺と短辺の交点
- 刃の上刃と横刃の交点
- ヤスリ短辺の延長は真下に向いてる
黄線で青線を削っていけば完璧です。
ゴリゴリ削っちゃってください。右刃で思いっきり慣れておいてください、左刃手こずるから(笑)
刃が動いちゃいました?
バイス固定+α
逆に研ぐので、動いで欲しくないのです、右刃のときは良いのですが、左刃の時はヤスリの目と平行になり、削りにくいので刃が動いたらガクガクするし、両手でヤスリ持たないと、削りがうまくいきません。
出来れば、下の図のように、黄色のラジオペンチはバイスの左側にしてテンション掛ければ、尚更絶対動かない!!コレなら現場でも自宅でも使えますね。
用意できたたら、いよいよ切削開始です。
最近自宅ではコレです、完璧にホールド
ココで問題です
忘れください!!って言ったあの角度が刃に出てます。
この位置がセンターなら上と横のバランスが良いようで、巧くなったら色々試してやってみてください。これは上刃が完璧じゃないじゃないか~~!!逃げてるというツッコミはスルーで!!
私はこれで始めます、346XPあたりで、地球対決なしで、椚で3タンク、楢ならもっと持つでしょう~~
横刃は、こんな感じ
ほぼ、垂直かバックスロープ気味ですかね、ガレットガクガク気にしない~~横刃は斜角ヤスリの狭い方が、下に向いているので、角が横刃を削ることはありません、削れたらアウトです。上から見ると・・・・ここが実際だと簡単なんだけど
左刃は泣けるよ!!
わかりますよね、刃とヤスリの目がバッチリ合っちゃうので、軽く擦りながら当たりつけて(難しいよ)突っ掛かりながら進めばいつかは道が開けるハズです。(無責任)
やはり同じ様に外人もバイスに咥えて使ってます。わかりやすい動画ですよ。
痛いパターン
横刃にカットが入ってるようだと、刃の立て方が足りません、時々見る痛いパターンです。エンジンバイブは効き過ぎちゃうので、禁止です。LPとかこれに似た角度だったような・・・
もう一個合ったよ、しかも売ってるとは、売ってる所なんて、そんなものなのかね?
コレは上記同様悪い見本です、真似してはいけません。
見えないながらも、参考画像
上刃が凄いことになってます、幅ももうチョット。一番切れる頃ですね。タイストラップも切れそう~~切れないけど
通常から1回目ぐらいですかね、一応、ヤスリ跡ついてガイドとなり、手で見えるようになってきます。
興味が有る方は、チャレンジしてみてください。私も最初は半信半疑、使っているうちに虜
六角の方がやりやすい場合もありますよ~
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