チェンソーで切っていて、突然チェーンが外れ、そして付けようとしたが付けられない!!ガイドバーにもチェーンが絡まりハマらない。
なんてこと一度は有るはず。そう初めの頃はわからないのが普通。
しかしコレを読めば解決、必ず通る道の一つです。
目次
各部品名称構造
これからの画像を使っての説明は、スターター側からみた画像で、本来クラッチの裏に隠れているドライブスプロケットをわかりやすく成るよう表示しています。
バーの先端に左に有るのは、ノーズスプロケット。
クラッチ裏には、ドライブスプロケット。
このドライブスプロケットには2種類あります、
- リム式
- スパー式
リム式スプロケット
プロ仕様とか上級者向けの、中~大排気量エンジンに採用されているのがリム式。
後述するところで画像が出ますが、クラッチドラムの部分にリムはめる構造で、摩耗した場合はリムスプロケットのみ交換で済み、クラッチを交換しないのでコスト面で有利です。
また、リムとノーズバーを変えることによって、ピッチの違うソーチェンを取り付けることが出来ます。
スパー式スプロケット
30cc前後の小排気量エンジンに採用され、星形スプロケットなどと呼ばれ、クラッチと一体式のギアになっている。
ギヤ山が大きく目視出来、、チェーンソー初心者ユーザーや老眼ズでも、ソーチェン取付が非常に楽。少々ラフに使っても壊れにくい。
ただしリム式に比べると、山が大きい分摩耗が激しくクラッチドラムと一体のため、部品コストは高くなります。
リム式同様、スプロケットとノーズバー変えれば、コレもピッチの違うソーチェンを取り付けることが出来ます。クラッチとドラムは外すので、リム式もスパー式も交換工程は一緒です。
ソーチェン外れ
作業中に細い枝や竹などを切った場合や、ガイドバーチェンたるたるの場合起こる場合があります。かなりの高速で回っているので、ドライブリンクがガイドバーから外れる直前に、ガイドバーに衝突して画像ピンクの部分にバリが出て、チェンが外れるものと思われます。そういう時クラッチカバー外して、ガイドバーにチェンを入れようとすると、入らない時あります。
バリのある部分はガイドバーの溝に入りません、硬いので、ダイアモンドヤスリ等で切削しバリを取ってください。刃の部分は鋭いので切削の際は手袋等で保護してください。
チェンソー刃の張り方
3種類ほどチェンテンション機構があります。
下図、上のタイプとインテンズバーは、
ネジを緩める→バーがクラッチ側に移動→チェン緩む
下のタイプは、ネジを締めると→バーがクラッチ側に移動→チェン緩む
まずはドライブリンク側から始めます。この時、チェンテンショナーでチェンを緩め、ソーチェンに余裕が出るようにします。
ソーチェンが無理なく付けられるような状態になります。
ツールレス・チェン・テンショニングタイプは、クラッチカバー付ける時に、少し緩めるだけで対応できる。
そうすれば、チェンテンショナー(チェンの張り調整ネジ)に嵌めて、ガイドバーとリムを直線上並べることが出来て、リムにチェンを嵌めやすく、ノーズスプロケットにも入れやすい。馴れなければガイドバーをワッシャーを使い仮止めしてもやりやすい。
そして、リムにドライブリンクを画像のようにピッタリ付く様に入れてください。これの余裕は回転方向に1mm程度しか遊びはなく、一番ミスが起こりやすい場所ですので注意してください。
スプロケット構造
この点、この様にスパー式は嵌めやすい、狭い穴にドライブリンク入れなくても済み、それほど意識しなくてもカッチリ入ります。
主に下の画像2点のようなミスが起こりがちです。まるっきりズレている。
時々見づらくやらかしますが、ソーチェンがリムの周りに乗っかってしまい、おかしいと思うと次に、思いっきりチェンが緩んだり。グダグダです
クラッチドラム側、またはクランクケース側にズレて嵌っている。ノーズバーでチェンの張りを調整しても、チェンは回りません。
コノ状態だとリムの上下のクリアランス(間隔)が大きいので、ソーチェン丸々入ってしまうことも稀にあります。
ノーズスプロケット側
ノーズスプロケットの先端の部分に、スプロケットが見えるので、山とソーチェンの刃を合わせ
この様に、ピッタリハマるように山に合わせます。
チェンテンショナーのネジを時計方向に締め、ガイドバーをドライブリンク側から離せし、ソーチェンの張りを調整してください。
ガイドバーとソーチェンの隙間は0.5~1mmとなっています。隙間はできるだけ小さくしたいので、完全にクラッチカバーナットを締めた状態で、ソーチェンを下から叩き、ガイドバーと当たり”チャッチャッ”と音がする程度にすると良いでしょう。
クラッチカバーのナットを締めるとチェンの張りが強くなりますので、その分を見越して調整してみてください。
ドライブスプロケットはエンジンの最終出力をソーチェンに伝えるパーツです。リムは長期の使用で徐々に摩耗します。チェンの破断の原因にもなりますので、定期的な交換をしましょう。
LLサイズも有り、指が長く先端が切れること多かったのですがコレは大丈夫。耐久性に優れていて、次の日も使える様な時もあります。
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