前回の記事、初めてのチェンソー選びで、押していた(オススメの)?チェンソーのプライマリーポンプ(パージポンプ)の役目って、燃料を押しているんだけど、押すとこが一寸違う
初めてなのに判る訳ないので説明します。給油後のちょっとエンジン掛からない病の意味が分かるかと思います。
2019/06/29 –チェンソー コレから薪ストーブ用の薪集めする方には、どのようなチェンソーが必要か? |
目次
このようになってます図解(始動時)
掛ける前このように、プライマリーポンプorパージポンプをピコピコと押します。
すると、若干ベントから圧が逃げますが、タンク内圧が高まります、逃げ場を失った燃料がキャブレター方向に向かう流れです。
しかし、このピコピコが付いて無いとどうなるかというと。
全開時には要注意なのですが、
ガス欠の寸前最高回転に関係なくファ〜ンっと、回転が上がる時有ります。それはガスが薄くなり、回転が上がるのですが、それを見逃すと、ホースにも完全にガスが無くなる。
ガス欠後給油してみた
キャップ開けて給油しますが、再始動しようとしても、フィルターから先は中々ガソリンが入って行かないので、ピコピコとプライマリーポンプ押すのです。
ポンプ無い場合は、7〜10回程、スターターハンドル引かないとガソリン来ません。
この時に、チョークは余りお勧めしません、何故かと言うと、プラグが燃料で濡れる可能性がある。(俗にいうカブる)
[kintu]
エンジン始動後
エンジン掛かってしまえば、お役御免です。
このときの主役は、ベントです。ガソリンは出さず空気のみ通します。エンジン起動中は、徐々にガソリンが減って行き、タンク内圧が下がり負圧になります。
牛乳パックにストロー差して呑むのと一緒です。吸い続け圧が下がると吸いヅライでしょ、ベント詰まってるとそんな感じで、特に高速域でガソリン不足に陥ったり、不安定になったり、始動にも影響して来ます。
ガソリンキャップ開けると、ポンッという音がします。意地の悪いイタズラものです。
フィルターも同様に同じ様なところでトラブルに絡んできます。それほど高くはないので換えておくのも良いかもしれません。
コレガッチリ詰まってくると、下の記事の様に、暫く置いてるとタンク内のエアが膨張し逃げ場が無いガソリンは、キャブに向かいます。
押して無いのに、命の泉湧く、キャブから燃料湧いて来ます。
負圧と高圧の症状が出て来て、迷うネタとしてはバッチリ
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まとめ
プライマリポンプ無くてもエンジン掛かりますが、有ると便利、トラブル回避にも繋がります。初めの頃は分からない、能書きで分かっていも色々と躓きます。
後づけは出来ません。
理屈分かれば、故障してバラしても迷う事ありません。ピコピコポンプ部分が茶色くなってませんか???だったらもう交換。
ベント詰まりの場合、私は、外して瓶にキャブクリーナーにMEK漬けにして置きます、時間をかければガソリンでも溶けますよ。